This Is the Gift? [ 2006.05.07 ]

2006年春、東京のある一角でヤクザマンションズは空気が濁った赤いソファのスタジオでミキシングをしていた。2005年の3月にレコーディングされた音源を新しいメンバーで煮詰めていた。
小田切冴樹、清宮寛久、竹村祐輔、中村優子。そして、現在ペレグリンレコーズスタッフで、元サポートメンバーの西紘平もそこにいた。
彼らは1stシングルを発表するために何時間も費やした。

彼らを知る人にとっては代名詞的な2曲を今回発表することになったのだが、あなたはこの音源を聴いてどう思うだろう。コップのペンキをはねかえしたようなハーモニーや、どこか悲哀を滲ませるリフを。多彩で、吹き溜まった膿のような小田切冴樹の声、ヘンテコで無鉄砲な叩き方でリズムを曲中に唐突に変えてしまう危険度200%の清宮寛久のドラム。偶然にも出逢った2枚の絵。それが重なり合った音こそ、青い静寂と暴発を行き来するヤクザマンションズの1stシングルである。

ヤクザマンションズが活動を始めたのは2004年の冬である。
そこから現在の彼らに至るまでの間に起きたことは、このメモには到底おさまりそうもない。
その説明は省こうと思う。
彼らは東京という街を中心に活動をしている。
2004年に中心人物である小田切によって結成されてから、現在のメンバーで活動をするのに至るまで2年、同時にシングルも発表される。
これは喜ばしいことだ。   

清宮寛久LEON「カッコつける前に、脂肪つけろ。」